ストーリー
― これは、芸術的なミステリー ―
ミステリー作家・素直川(すなおかわ)は、スランプに陥っていた。
「だめだ、何も新しいアイデアが浮かばない。
私の心は、がらんどう。すっかり空っぽになってしまった……」
困った編集者は、素直川に息抜きとしての旅行を提案する。
「……先生、この島に行ってみては?
執筆のことは一度忘れて、ゆっくりとした時間を過ごせば、作品のアイデアも浮かぶかもしれませんよ」
編集者に勧められて、向かった先は『直島』。
島に降り立った瞬間、素直川はピタリと足を止め、お気に入りのベレー帽を目深にぐっと被り直した。
「これは…事件の匂いがするぞ。
長年の作家としての勘が告げている……
この島で何か重大な事件が起こると、ね……」
果たして、素直川を待ち受ける島での事件とは――。
そして、素直川は無事にスランプを脱することができるのだろうか――!?
