ストーリー
今朝、郵便受けを覗くと、手紙が届いていた。あて名は「清子(せいこ)」。
わたしのおばあちゃんだ。
いつもは笑顔で手紙について話してくれるのに、今日は神妙な顔をしたと思えば自室にこもってしまった。
しばらくして様子を見にいくと、なんとおばあちゃんがいなくなっていた。
「手紙の差出人はおじいちゃん。『京王プラザホテルで待っている』って。わたし行ってくるわ。」と書き置きを残して。
この手紙は本当なら届くはずがない!おじいちゃんは、わたしが生まれる前に亡くなっているのだから……。
お母さんに「おばあちゃんが心配だから後を追ってちょうだい。」と言われ、わたしは京王プラザホテルへと赴くことになった。
わたしが向かった先に待ち受けていた、ちょっと不思議な物語とは……?