ストーリー
わたしは風詩吟堂のカメラマン、時渡カコ。
過去に行けるとか、過去の人や風景の写真を撮ってくれるとか、
いろんな噂があるけれど
全部本当。
わたしは、いろんなお客様から日々届く要望通りの写真を撮っている。
尊敬するカメラマンであるお父さんは、カメラのことや写真の撮り方を全部教えてくれた。
といっても、お父さんはわたしが幼いころにどこかへ行ってしまった。
この、時渡家に代々継がれてきた、過去へ飛ぶことができる『時渡りのカメラ』だけを残して。
いつかわたしが有名なカメラマンになったら、お父さんも戻ってきてくれるかな。
今日も風詩吟堂の扉を叩く音がする。
これは、わたしがお父さんを探す風詩吟堂のふしぎな物語。